電関(でんかん)



電関(でんかん)とは模型のフリースタイルの電気機関車を表す。

鉄道模型の黎明期から続く形式で、年配の愛好家は交流3線式ガラレールとセットで0番から入門した方が多い。スケール志向が広まるにつれ徐々に廃れていった。 しかし、その単純化された形態に惹かれる熱心な愛好家がいて、JAMやグランシップのトレインフェスタ等のイベントでは必ずといっていいほど会場の一角で元気に走り回る姿が目撃されている。愛好家の顔ぶれを見ると、年配の方達だけでなく、比較的若い年齢の方も参加しているのが見られる。今尚、鉄道模型雑誌誌上にオリジナルの作品が掲載される。Bトレインショーティーはオマージュともリバイバルとも言えるのではないだろうか?

国産の物は製造されてから年月が経っており、素材がブリキ製であることも災いして状態の良い物は比較的少なく、オークション等の中古市場では高値で取引される傾向にある。また、レストアするノウハウは運転会等で愛好家同士で伝えられていたが、近年、需要が高まりつつあり、これまではフリースタイルの電関を積極的に取り上げてこなかったとれいん誌でもレストアについて連載されている。

終戦後間もない時期の製品にブリキ製の製品が多いのは玩具への伸銅の使用が制限されていた事が一因と考えられる。(教材への使用は制限されていなかったので組み立てキットとして供給された例もあった)その後、制限が解除されてからも材料費の安いブリキが使用され続けた。ブリキを使用することにより、購入しやすい価格帯になり、普及を促進したという見方がある一方、繊細なディティールの表現には適さず、錆びやすい為、消耗品としての玩具の範疇に留まり、大人の趣味としての鉄道模型へのステップアップを妨げ、その後の0番ゲージ衰退の一因となったとの見方もある。

メーカーは戦前は関電気や朝日屋の割合が高かったが、戦後はカツミが主流になった。


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