デジタルコマンドコントロール(Digital Command Control・DCC)



デジタルコマンドコントロール(Digital Command Control・DCC)とは、鉄道模型をデジタル信号で遠隔制御するための方式である。

メルクリンデジタルやKATOデジタル等、各社毎に規格が統一されておらず互換性がない事が普及を阻んでいたが、アメリカの鉄道模型趣味団体である全米鉄道模型協会(NMRA)が規格を制定、ヨーロッパの鉄道模型規格であるNEM規格もNMRAのDCC規格に追従し、NMRA規格が事実上の世界標準となり、独自方式であるメルクリンを除き、各社共にNMRA規格に従った互換性のある製品を発売するようになった。





概要
メルクリン社などの3線式を除き、通常、2線式の模型鉄道では、2本のレールに直流を供給し、モータを駆動する。モータの制御は、レールに印加される電圧と極性によって行われる。それに対しDCC方式では、モータの制御は、モータを搭載した車両(動力車)に制御用マイコン(デコーダ)を設置し、レールには、数KHzのPWM信号を流す。これは高周波の交流であり、従来の機構を持った模型車両とは、ある程度の互換性を保つことが出来るよう考慮されている。信号の電圧はHOゲージ、Nゲージでは12Vであり、整流し電源として使用することも出来、また、アドレス0として、モータがレールに直結しているDCC未装備の車両の制御を行うことも出来る。信号には制御対象をあらわすIDと共に、各種の制御目的の命令がパケット化され格納されており、各デコーダは、自分に与えられた命令を認識し、実行することによってレール上に存在する各車両が制御される。

アドレスは1024まであり、各動力車のみならず付随車の電灯制御、ポイントの切り替え、ターンテーブルの駆動ができる。重連も容易で、先頭車のみがヘッドライトをつけ、警笛を鳴らすことができる。

ポイントは個別選択ではなく、ルート選択が可能になり、複数のポイントを同時に切り替えることができる。



特色
DCCでは使用するモータの電圧を問わない。デコーダ内部で自由な電圧の直流(パルス状で平均値が自由になる)を作り出せる。また機関車なども動力車の特性に合わせて加速曲線を自由に設定できる。また、BEMF(Back emf/逆起電力)を用いてモータの回転数を検知し、負荷に関係なく一定の回転数を保つ機能もある。

リバース線では電気的な極性が反転する地点があるので、そこに極性反転器を置くことにより無停車で列車の向きを変えることができる。これはリバース・ユニットなどと呼ばれ、クロッシングのフログの極性反転にも用いることができる。



メーカー
Lenz
Digitrax
NCE
NGDCC
Soundtraxx

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。