庭園鉄道(ていえんてつどう)



庭園鉄道(ていえんてつどう)は、鉄道模型の一種で、庭など屋外で楽しむ鉄道模型のことである。英語ではgarden railroad (railway)などという。そもそもはイギリスの貴族が庭に15インチの鉄道をひいて楽しんだことが始まりといわれる。

人が乗れる乗用鉄道(3.5インチゲージ以上)と人が乗れないGゲージなどに分けることができる。

レール・枕木等に十分な耐候性が必要であり、一般的な乗用鉄道(3.5インチゲージ以上)は鉄やアルミ、ステンレス鋼製を用い、乗用でないGゲージなどでは耐食黄銅やステンレス鋼製を用いる。また、枕木では木やプラスチックを使用することもあるが、その材質も紫外線に対して耐えうることが必要条件である。雨による土ハネや落葉による障害を防ぐため、砕石を敷いてバラストとしたり、コンクリート等で舗装したり、ある程度の高架鉄道にする例が多い。しかし、乗用鉄道では、わざと過酷な環境に敷設して、ちょっとした廃線跡のようにする楽しみ方もある。

乗用鉄道には大型のライブスチーム(蒸気機関車)から小型のバッテリー機関車(自動車用バッテリーを使用)までさまざまな規模が存在し、ほとんどは屋外で楽しむのが一般的であるが、3.5インチゲージや5インチで小型のバッテリー機関車を使用すれば室内でも楽しむことは可能である。ちなみに3.5インチでの標準的な輸送能力は大人1人程度、5インチ以上では使用する機関車に応じた輸送能力を有する。

日本の乗用鉄道の一般的な軌間(ゲージ)は3.5インチ、5インチ、7.5インチなどである。それ以外でも、10インチ、15インチをはじめとしてたくさんのゲージが存在する。 ウォルト・ディズニーは自宅庭園に大規模な7.5インチの庭園鉄道を所有していた。また、作家の森博嗣氏も5インチ、3.5インチ、Gゲージの庭園鉄道を持っていて、それに関する書籍も発行している。

Gゲージではドイツのレーマン社のLGBやアメリカのバックマンなどが有名であり、乗用鉄道ではモデルニクス、小川精機(OS)、技功舎、動輪舎、ニイザキ・モデルエンジニアリングなどが有名である。


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