ジオラマ(ディオラマ)



ジオラマ(ディオラマ)は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の一つであり、縮尺模型での作品展示方法の一つでもある。





はじまり
フランス人風景画家ダゲールが画家ダヴィドの弟子シャルル・マリ・プートンと共に、従来のパノラマに代わる新たな投影装置「giorama(造語)」を作ったのが最初である。風景画の中に物を置き、その箱の窓から中を覗くと、照明などの効果により本当に風景が広がっているかのように錯覚させる見せ物として、明治時代に日本で流行した。



博物館展示
1915年 - イギリスのバロック博物館に、ジオラマが初めて博物館の展示装置として登場した。
1932年 - 東京科学博物館でジオラマが初めて博物館展示として登場し、以後、通常の展示装置として用いられるようになった。


縮尺模型展示
情景模型と呼ばれる。軍用車両模型の作品展示に多いが、模型をより効果的に見せる手段として一般的な展示方法である。また、特に小品のジオラマをヴィネットと称する。

鉄道模型では、車両が走行するものをレイアウト、車両を固定したものをジオラマとして区別する。



模型雑誌の表記と混乱
模型誌では、「ジオラマ」「ディオラマ」「ダイオラマ」と、雑誌によって3種類の異なる表記が混在する。「ジオラマ」は語源であるフランス語の giorama、「ディオラマ」が diorama の日本語表記である。「ダイオラマ」は一部雑誌が中心となってdiorama を英語読みとした、日本における最も新しい表記である。

本来、「ジオラマ」は明治時代に入ってきたフランス語源の外来語であり、国語辞書にも掲載された一般的な言葉である。それを知らない世代が模型関係の専門用語と誤解、または「ディ」を「ジ」と日本語風に読みやすく(ビルディングをビルヂングと表記した時代もあったように)したものと勘違いしたため、若干混乱をきたしている。「ダイオラマ」は縮尺模型マニアの集まりで世界的に最も使われる発音であり、日本では一般用語として用いるのは避けるべきであろう。



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